金城詩絵里「交流の積層 -ずれて繋がるサテライトキャンパス-」
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設計趣旨
ソリッドなモノとしてのキャンパスの存在意義が問われている。自分の研究の場、学ぶ場にダイレクトに到達できればいいのではなく、様々な分野、年齢の違う人達が「交流する空間」が重要なのではないか。「そもそもアカデミアとは何か?」という問いから、コロナ渦での大学生活を経験した私たちならではのこれからのサテライトキャンパスを提案する。
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▲ダイアグラムとプロセス
敷地に正対した「基準階」と、ずれた「自由階」。ずれた部分にできた吹き抜けが上下階をつなぎ、交流の居場所となる。ダイナミックな空間に。
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▲断面図と南断面透視図
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▲1F平面図
講評スペースは大階段と連続したレベル差がつき、さらに外部も同じく下がっている。地域の人も入り込みやすい。
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▲3F平面図
スタジオは4Fのアクティブ・ラーニングスペースと連続性を持つ、ダイナミックな空間。
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▲5F平面図
都市の空中広場となる、テラスフロア。
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▲各立面、南立面図、東立面図
講評:敷地の形状に呼応したフロアと角度が振られたフロアがズレながら組み合わさることで、建物全体に立体的な余白が効果的に付与されている。自由曲面のルーフを中間階に差し込んだダイナミックな建築形態が魅力的である。密度の高いスタディ過程からもわかるように、非常に完成度の高い力作である。(古澤)